A02：コイルドコイル内の反応空間制御による人工銅蛋白質の機能制御に向けた理論設計

研究組織

研究代表者

鷹野優

大阪大学蛋白質研究所・助教

研究概要

人工蛋白質はオーダーメードで新規物質を創造できるのみならず、設計において蛋白質の機能発現に何が必要かを分子レベルで理解できるものの、その理論設計指針は明らかでない。
人工遷移金属蛋白質の理論設計には反応中心の設計に加えて、基質ポケットなど反応中心まわりの反応空間の設計が重要である。

そこで本研究課題では「反応空間」の制御機構を明らかにし、その設計指針を提示するために、密度汎関数法、分子動力学法、QM/MM法を用いてコイルドコイル内の反応空間を規定する因子(サイズ・形状・疎水性ー親水性・静電ポテンシャル・蛋白質の安定性・構造ゆらぎ)がどのように制御されるかを系統的に分類し、電子伝達銅蛋白質cupredoxinの酸化還元電位制御およびカラーチューニングに適用する。

研究室ウェブサイト

連携研究者

田中俊樹
名古屋工業大学・教授
重田育照
大阪大学基礎工学研究科・准教授

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