コンピューティクスによる物質デザイン:複合相関と非平衡ダイナミクス - 文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 平成22年度~26年度

ENGLISH

A03:物質デザインへの展開のための量子多成分系分子理論の高度化

研究組織

研究代表者
立川 仁典 横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科・教授

研究概要

これまで我々は、従来の第一原理計算だけでは直接取込むことのできない、水素原子核やミューオン、陽電子の量子揺らぎも含めた量子多成分系分子理論を展開してきた。
具体的には、分子軌道(MO)法や、量子モンテカルロ(QMC)法、さらには密度汎関数(DFT)法に基づく手法と、経路積分法に基づいた、量子多成分系分子理論手法である。
本研究課題では、物質デザインへの展開のために、計算機科学との融合を含め、量子多成分系分子理論を深化させる。
①量子多成分系分子理論の深化として、(1)大規模系への拡張、(2)ダイナミクスへの拡張、(3)効率的な並列化への実装を行う。
それにより②物質デザインへの展開として、(1)ミューオン化合物、(2)生体分子クラスター、(2)炭素材料への水素吸着・吸蔵の計算を実行し、特に生体分子中や炭素材料への水素吸着・吸蔵挙動を探る。

連携研究者

  • 北 幸海
    横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科・助教


« 一覧へ戻る

Copyright ©2010 コンピューティクスによる物質デザイン:複合相関と非平衡ダイナミクス